2023-04-09 彩ある影のポートレート 写真 散文あれこれ 習作的散文詩 光が道に差したとき、影の中に色彩を見る。 無限に分割された境界に、錯視効果的グラデーションを。 美しいものは永遠ではない。 必ず終わりがある。 我々は長くそれを味わおうとするが、どう頑張っても終わりがある。 故に美は永遠化される。 私の終わりが永遠の中に消えるように。 それらは一体となって、無限の向こうへ溶けていく。 私はただ視るのだ。 形態のないポートレートを。