枝葉散花

詩やら写真やらを垂れ流します。

2023-07-01から1ヶ月間の記事一覧

蜘蛛の糸

薄ぼんやりと考える。 考えるということはない。暑気にやられているだけだ。 何をするのかを私は識らない。ただ辟易としてうろついているだけだ。 蜘蛛の糸は垂らされれば救いであるか、囚われれば喰い物だ。 映り込めば明晰さは失われ、そうして邪険にされ…

観光地の裏道

観光地に来ているからといって観光をしなければならない、という道理はない。 坂を一本隔てただけで誰も寄らず静かな世界が広がっていたりする。良い景色が広がっていたとして、知られなければ存在もまた無い。(観光においては)知られていない存在に価値も…

森を歩く。

森の中を歩く。蒸し暑さとは無縁でとても心地が良い。湿度は有るが、それも潤い。暑さが伴えば苦痛であるけれども22℃ではそうはならない。 暑さは脳の縮小を招くらしい、という論文を目にした。避暑を求めるのは実際健康に良いらしい。 山道を歩いているとた…

梅雨前線逃散行

どうにもならなさを抱えて生きている。何を思えども、何もならず。二ヶ月を棒に振って、云十万を溶かしてみて、減っていく残高に暗い喜びを覚える。 先月末に北へ逃げて、また逃げだしてている。 まとわりつく湿気に嫌気が差して、京都から逃げ出す。祇園祭…