2023-04-12 穴倉 写真 散文あれこれ 習作的散文詩 砕け散った反射板、 苔むしたパイプの中に一欠片。 まるで血のようだと思ったから、 それがやたらと目についた。 朝からどうにも煮詰まって、 ふとした痛みに襲われる。 穴倉の反射板、 いつか苔に覆われて。 それとも雨に流される? 時間だけがただ過ぎてゆく。